20121029-20121116
2012年10月29日(月)〜11月16日(金)
荒井眞治コメント(mixiより転載):
写真の内容は、最近見に(聞きに)行ったライブのミュージシャンの紹介です。
同時代に一生懸命音楽やってる、素晴らしい連中がいます。
そのライブが面白くて、楽しくて、辛くて、感動して…
ライブに通う日々が続いています。
そんな中で、僕がどうしても紹介したいという人を12名(組)選んで、展示します。
過去に紹介した人は今回は展示しません。
メジャーな人もあえて入れませんでした。
2012年現在、社会も写真も音楽も、文化も、閉塞、困ったところに追い込まれているように感じます。
それを打ち破る力を持った文化が、一生懸命やってるミュージシャンの音楽のように思えてなりません
そのミュージシャンの生き方を含めてそう思います。
そんなミュージシャンに敬意を払い、共感を表明するものです。
写真展会場では、そのミュージシャンのCDなども置いてもらいます。
聞くことができます。
プリントの技法が今回のウリです。
(内容に合っていると思ってます)
和紙にサイアノ(青写真)の薬液を塗ります。
A3ノビサイズのデジタルネガ密着でサイアノプリントを作ります。
そのサイアノを紅茶で調色します。
さらに、「ホウレン草のゆで汁で色を整えます」。
この「ホウレン草のゆで汁で色を整える」というやり方は、自分で考えました。
(少なくとも聞いたことはありませんでした)
ホウレン草のゆで汁にはシュウ酸が溶け出ます。(ゆでるのはそのため)
それが紅茶調色の色を整えます。
紅茶調色をするため、サイアノをアンモニアなどで漂白しますが、その時漂白が多いと、色が薄くなります。
漂白が少ないと色は濃いですが、青が残ります。
濃い色と青の調整のためホウレン草のゆで汁を使います。
本当は予想していた結果とは少し違うのですが、とても面白かったので、発表することにしました。
会場には、過去に展示した鶏卵紙のプリントも参考までにファイルしておきます。
僕が在廊している時間ならいくらでも技法は説明します。
連絡いただければ、出来る限り在廊します。
みなさん来てください!